日本におけるインポートセレクトショップの草分け的存在であり、世界を代表する一流ブランドを日本に紹介し続けてきた"サンモトヤマ"が、この度60周年を機にオリジナルブランド " SUN " を発表しました。
今月12日にジャーナリスト、プレス等、関係者を招きプレス発表会が行われました。
(写真提供 サンモトヤマ)


今回、貴重なご縁をいただき 第一弾の企画 "クチュールブラック" のデザイナーとして迎えていただきました。
このような歴史と格式のあるブティックのオリジナルブランドに参加させていただき、大変感謝しています。
今回のお話をいただきデザインする上でまず "究極のエレガントとは何か" を問い直す作業から始めました。
自分なりのエレガントの定義として、「シンプルであること」「不変的であること」「パーフェクトでないもの」という3つの要素を導き出しました。
まず「シンプルであること」は、余計な飾りでごまかさず本質的な部分で表現されていることです。
他人より目立つことで自己表現するのではなく、周り人々や環境と調和しながら、他人や自分への敬意の念が表れた装いをし、その中で自分の個性を表現することが大切だと思います。

また「不変的であること」は、自分の服作りの根底であり永遠のコンセプトであるのですが、50年、100年経ってもなお変わらない不変的な美しさを兼ね備えていることです。
ファッションは常に流動的なもので、それが一つの魅力ではあるのですが、一時的な流行や周りに流されてばかりでは、本当の価値には気づけません。真の美しさは国や時代にとらわれず、人間のDNAや心の根底に組み込まれている気がします。
最後の「パーフェクトでないもの」は、全てが完璧に完成しているのではなく、少しだけ隙や未完成な部分を残すことによって、そこから人間的な魅力や個性が滲み出てくると考えているからです。
全てがパーフェクトに完成された物は素晴らしいのですが、どこか魅力に欠けて、つまらないものが往々にしてあります。一方で、一見完璧に見える中の 僅かに垣間みれる隙や未完成な部分に人は魅力を感じ引かれるものです。その僅かな隙をデザイン上に与えて、着る人自身の魅力を引き出すお手伝いをすることが デザイナーの役目だと考えています。(もちろん品質、クオリティは完璧を目指します!)


今回の企画は、ブラックを基調とし、華やぎの場でも悲しみの場でもその人なりの装い方ができる9型だけのシンプルなラインナップで構成されています。
店頭には5月の中旬より
サンモトヤマ銀座本店、
サンモトヤマ阪急17番街店に並ぶ予定です。
気になった方は是非一度、足をお運びいただき実際に触れてみてください。

サンモトヤマオフィシャルブログからも紹介されています。
SUNMOTOYAMA SHOP & PRESS BLOG
posted by MAISON KOIDO at 01:12|
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